父は、お酒を呑むとお喋りになります。
お客様がいると嬉しくて昔話を教えてくれます。
今年に入って心に響いた父の言葉
「どんな子も要らん子は、いない!どんな我が子も可愛い!歳がいったら分かること」
とのこと。
父は、子供の頃、兄弟の顔を見て自分だけ違う顔をしてるから、本気でどこかで拾われた子だと思っていたようです。
そして祖母に伝え、ひどく叱られたとのこと。
今ならひどく叱った祖母の気持ちが分かるようです。
母は、父が6人兄弟の5番目なので5人目の子供をわざわざ拾わないやろと言うし…兄弟は、皆、祖父似で、父だけ祖母似なのです。
冷静に考えれば、わざわざ拾わないとなるのかな?
明日は、弟の命日。
弟よ。気付いていたか。
父は、ちゃんと可愛いと思っていたのだよ。
弟だけ父に強く叱られた経験がありましたからね。
兄も私も父に叱られたことは、ありません。
祖母が40歳の時に父を産んでくれたから今の私がいます。
私も祖母が父を産んだ時と同じ歳になりました。
私は、2人目は?とよく聞かれますが…
空で待ってる子が、もしかしたらいるかもしれないね。
順番を待ってるかもしれない。
えいちゃんのことを今年に入って「カズ」と何度か言ってしまいます。
弟の呼び名です。
人には寿命がありますからね。
笑ってる弟の顔ばかり浮かびます。
この世に生まれることがきっと全てではないだろうし、別の人のところで別の人生を歩いていたかもしれないし、想像を続けると意味のないことばかり思い浮かんでしまいます。
意味があるって何よ?
意味があることが全てなのか?
???
父の言葉から、また色々な世界が広がって行きました。
「はす」が、実家へ遊びに来てくれたおかげですよ。
私には親戚が多いのですが、「はす」は親戚に似ていたようです(*^◯^*)
だから違和感がなかったのかな?
私がどうやって育って来たのかがバレてしまいましたが、父も母も喜んでいました。